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ホルモンについて:エストロゲンは女らしさ

現代社会において女らしさ、男らしさは大した意味を持たなくなっています。 同じような仕事を分担し、同じような生活行動をとるようになって、性差があいまいになってきました。

生理のある女性では卵巣でつくられるエストロゲンは、二八日の生理のサイクルにあわせて増減します。 エストロゲンにはエストロン、エストラジオール、エストリオールの三種類が知られています。 これらは同じエストロゲンなのに、それぞれ少しずつちがった働きをします。体内でのエストロゲンの約八〇パーセントはエストリオールです。

エストラジオールは女性の生殖器官、乳腺、子宮、卵巣、膣、外陰部に発育促進的に働き、脂肪組織の脂肪合成が増加します。 それによって女性は丸みを帯びた体つきになります。組織内ではエストロンに一部変化します。

エストロンはエストラジオールよりエストロゲン作用が弱く、組織内で過量になるエストラジオールの働きを調節しています。 女性ホルモンとしての乳腺刺激の強さはエストラジオールでは、エストリオールの千倍とされていることから、 エストラジオールは乳がんに対する危険度を上げ、逆にエストリオールは乳がんを予防する可能性があることがわかってきました。

婦人科の医師によって更年期障害の治療にエストロゲン製剤が使用されることも多く、 使用される薬によっては子宮ガンや乳ガンのリスクを上げてしまうこともあります。

薬にも自然の人体内濃度に近い三種類のエストロゲンがバランスよく含まれたものから、エストラジオール単剤のもの、 さらに合成ホルモンまで、いくつもの種類があります。ニーズに応じて、医師の指導のもと適切な使用がなされるべきでしょう。

女性の骨粗鬆症の予防にもエストロゲンを使用することがあります。この使用には、現在多くの科学者が否定的です。 実際、骨塩量 の増加はプロゲステロンほどには期待できないことが多いことが明らかになっています。 骨塩量の減少を止めることはできても増加は期待できないことがほとんどなのです。

エストロゲンを更年期障害のほてりや、皮膚の張りの衰え、記憶の衰えに使用すると改善効果がみえます。 しかしエストラジオールのように乳ガンの危険性を増す場合もあるので、使用する場合にはプロゲステロンとの併用が安全です。 エストロゲン単独使用は、危険を伴うことが多いようです。

近年、環境ホルモンが大きな話題となっています。そのなかには、エストロゲン作用を生じる化学物質が多く存在します。 女性の体内ではエストロゲンに対抗するホルモンとしてプロゲステロンがありますが、環境ホルモンがこのホルモンバランスを崩しています。 つまりプロゲステロンに対し、常にエストロゲン優位 の状態であると考えられています。それを加速するのはストレス、不眠、不安なのです。

もともと女性の体はストレスに弱いといわれます。これはエストロゲンが糖質コルチコイドの分泌を促進すること、 視床下部に働き副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)を分泌させることに要因があります。CRHの刺激によりACTH (副腎皮質刺激ホルモン)が分泌され、副腎皮質からはエストロゲンが放出され、悪循環の輪を形成してしまうのです。

長期にわたり環境ホルモンに接すると、女性の性の早熟や更年期の早期出現を生じ、女性の老化が早まります。

多くの婦人科の医師はエストロゲン単独のホルモン補充療法で更年期障害の治療を行っていますが、 むしろこれで、女性の老化を早めている可能性があるのです。

女性に女性ホルモンを補充する場合には慎重な投与が必要となります。


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